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第 20 回東京都形剣道大会出場報告

南蒲剣友会 堀内 理

相生剣友会 中林 宏文


2024 年 12 月 22 日(日)第 20 回東京都形剣道大会が新宿スポーツセンターにて開催され大田区剣道連盟から 3 チームが出場しましたので以下の通りご報告申し上げます。



1.大田区剣道連盟からの出場選手


今大会の出場チーム数は、六・七段の部に 27 チーム、四・五段の部に 28 チーム、三段以下の部に 23 チームが出場



2.戦績


3.試合概況

(1)六・七段の部

第 17 回大会の準優勝の笠原・近藤ペアが 3 年振りに本大会に出場。正確無比な剣道形で

2 回戦は練馬区の強豪ペアに勝利し、勢いそのまま 3 回戦で警視庁チームと対戦しました。

警視庁チームと遜色ない演武でしたが、結果は 0-3。打倒警視庁を目標に稽古を重ねた笠原・近藤ペアの剣技、冴え、迫力は他チームを圧倒しており、本大会トップの剣道形の演武者であったことは、ここに強く申し添えさせていただきます。


(2)四・五段の部

堀内・中林ペアの大会に向けた課題は「力を抜く」でした。1 回戦、剣先を通じて互いの

緊張が伝わってくるのを感じながらも気迫を持って演武し勝利できたことで⼒が抜けたの

か、2 回戦、3 回戦とも 3-0 で勝利することができました。

準決勝。警視庁チームを相手に太刀7 本・小太刀 3 本、少し力んでしまったかもしれませ

んが大きなミス無く演武し 0-3 の完封負けしましたが、3 位になりました。


(3)三段以下の部

12 月の池上支部大会華麗な演武を披露した日景・小谷野ペア。結果は残念ながら初戦敗

退となりました。対戦相手と比較して緩急強弱全ての面で優っていたように見ましたが、

4 本目の切り結びがズレてしまったことが判定に大きく響いてしまったのかもしれません。

残りの 1、3、6、7 本目の日景・小谷野ペアの剣道形は凛として溌刺、剣先走る素晴らしい剣道形でした。


4.御礼

(1)相生剣友会 中林 記

剣道形の稽古にあたり大田区剣道連盟には素晴らしい環境があります。それは月に⼀度、

朝稽古会の後に開催される日本剣道形強化稽古会です。この稽古会は岡本先生、笠原先生、

近藤先生から定期的に剣道形を学ぶことができる大変貴重な時間、形稽古の修錬を積み重

ねるには最適な環境になっています。

剣道形の稽古は、自らビデオ撮影しそれを確認しながら稽古することも可能ですが、先生方から修正点、課題点をリアルタイムで教えていただき、その都度、改善していくほうがよ

り効果的な稽古になると思います。

そういった観点から、今大会に向け堀内さんと半年以上前から稽古を続けるなかで、⽉例

強化稽古会での笠原先生、近藤先生はまさに“生きた教本”でしたし、大会直前には矢口剣志会様に稽古スペースをご提供いただき、三田先生、鎌田先生、川上先生からご指導をいただきました。更に私が所属する相生剣友会では入来院先生はじめ修剣会の先生方、大巻先生からご指導をいただきました。

大会出場にあたり、ご指導、ご支援いただき、暖かく見守って頂いた大田区剣道連盟の全ての先生方のおかげさまを持ちまして、今大会3 位になることができたと感じています。

心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


(2)南蒲剣友会 堀内 記

このように入賞できるようになるまで成長できたのは、私も中林さん同様に大田区剣道連

盟の剣道形を重んじ育成する仕組み/文化によるものであると考えています。

朝稽古の日本剣道形稽古会でご指導くださった先生方、形の稽古や模擬演習の場を提供い

ただき都度アドバイスをくださった各剣友会の先生方、先輩方、ならびに同僚の皆様、本当

にありがとうございました。

この場を借りてもう⼀つお伝えしたいことは相方の中林さんとの取り組みについてです。

中林さんは今回が初出場となる私自身の経験を元に本番の様子や心掛け、仕太刀との調

整すべきポイントを適宜伝えてくれました。中林さんの剣道形への真摯な思いに全幅の信

頼をおきながら稽古を積むうちに 12 月に入ってからは徐々に二人の合気が練りあがっていく感覚が得られるようになってきて、それが今大会も継続していきました。振り返ってみると、パートナーへの信頼が合気を作り出し、それも判定に作用したのではないか、と自己分析しています。なお、今大会で私達が敗れた警視庁のペアから学んだことがいくつかあります。今後この課題を克服すべく精進を続けていきます。皆様引き続きご指導の程宜しくお願いします。


以上





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