令和6年1月15日
蓮沼中学武道場
審判長講評
池上中央剣 菊田 叔明
「えいえいおー!えいえいおー」澄みきった青空は今日の剣士達の心の中を物語っています。川井田副支部長による勝鬨の号令で幕を切った本大会は活気を帯び、この熱気はどこから来るのか。
選手宣誓 市川 誓唯(鵜の木剣友会)
選手代表の大音声と真剣な眼差しと文言に場内われんばかりの拍手が沸き起こり、審判長も気づけば手が痛くなるほど拍手をおくっています。
日本剣道形
打ち太刀 日景琴音、仕太刀 小谷野紗希(日本剣道形選手権東京大会大田区代表出場)。
神聖な空気が霞の様に会場を包み、まるで天に捧げる舞の如き美しさ。
《第1部 基本の部》
防具を着装せず腰に赤・白の襷をつけ、互いに礼をした後元立ちに打ち込み優劣を競います。予選リーグはどの試合も甲乙つけ難い素晴らしい内容で、たびたび旗が割れていました。
決勝トーナメントの結果
優勝 中井
準優勝 藤田
敢闘賞 篠崎 柴咲 小坂
準優勝の藤田(リオナ)選手は未就学ながら気剣体一致は顕著であり、特筆に値します。
《第2部 混成チームA~H8組(6人制)による総当たり戦》
鵜の木・蓮沼・池少・中央・矢口各団体の選手を学年、実力等により振り分けて組まれたチームです。いつもの仲間が対戦相手となります。1分一本勝負は40試合以上繰り広げられ、大熱戦に応援と声援は打ち寄せる波のよう。興奮冷めやらぬ結果発表は、廣島先生率いるGチームが優勝。(計算係員の労苦お察しください)A~H8チームの中から1人ずつ優秀選手賞が監督推薦により選ばれます。
Aチーム 矢口小谷野(市原監督推薦)
Bチーム 矢口尾崎(大森監督推薦)
Cチーム 矢口内藤(陽)(加部東監督推薦)
Dチーム 矢口中村(時乗監督推薦)
Eチーム 中央植松(栃谷監督推薦)
Fチーム 矢口内藤(芽)(芳賀監督推薦)
Gチーム 矢口井口(廣島監督推薦)
Hチーム 矢口吉田(萌)(水野監督推薦)
優勝したGチームから選ばれた井口選手は最優秀選手(MVP)に匹敵。又、8人中7人を輩出した矢口剣志会は見事です。そして只1人、他の選手を抑えた中央植松選手は、大田剣連大岡会長も称賛する活躍でした。
《第3部 団体戦》
各剣友会 小中学生の部、一般の部(3人制)。
小中学生の部
優勝 矢口A
準優勝 矢口B
3位 矢口C同蓮小B
矢口もさることながら蓮小B大健闘。
一般の部
優勝 矢口A
準優勝 池少剣A
3位 鵜の木A同B
昨年優勝の鵜の木は臥薪嘗胆を胸中に秘する。
一般の部 池少Bと矢口Bは何れも女子選手で、準優勝の池少A大将長縄選手(七段)もそのお一人です。大田区剣道連盟は女子選手の強化を3本柱の一つにしており、大岡会長はじめ執行部のご努力は増々実を結びつつあります。我が池上支部は大田剣連発展のため、より一層の努力と創意工夫をお誓い致します。
本大会を通じて強く感じたことは池上支部の勢いです。選手一人一人が対戦相手に立ち向かう気迫と気力は、小中学生から一般を通じてここ数年来最も高かったと思います。
最後に本大会の審判長にご選出頂きました平井支部長、関係者各位へ心より感謝申し上げます。
※お詫びと訂正
前大会講評中、矢口斎藤選手と鵜の木加藤選手の年齢差を30才とお伝えしましたが、正しくは18才でした。申し訳ありません。訂正させていただきます。





