【令和7年度 スポーツフェスティバル東京剣道大会】結果報告
- parkforus
- 9月15日
- 読了時間: 4分
更新日:10月8日
出場メンバー
先鋒:内藤桃子(南蒲)
中堅:高岡翼(キャノン)
大将:中村はぎ乃(東競武道館)
結果 : 第3位


出場報告
令和7年9月7日に開催された掲題の大会(通称:熟女大会)において、大田区チームは見事三位に入賞いたしました。
チーム編成は、先鋒:内藤桃子(南蒲)、中堅:高岡翼(キヤノン)、大将:中村はぎ乃(東競)、監督:醍醐和絵(キヤノン)でした。
選手は皆、全力を尽くして素晴らしい試合を展開し、見事なチームワークを見せてくれました。選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして感動をありがとうございました。
【結果】
優勝 青梅市
準優勝 葛飾区
三位 大田区、国分寺市
試合内容を振り返ります。
本大会は予選リーグを経て決勝トーナメントに進む形式で、大田区は東久留米市と中野区の3チームでの予選リーグでした。大田区の1試合目は開会式直後の第一試合だったため、開会式の前から初戦に向け緊張感が張り詰めていました。
予選リーグは、大田1(3)ー東久留米1(2)と、大田2(3)ー中野1(1)の結果で見事に決勝トーナメントへ進出しました。中野との対戦で大将が決めた逆ドウは、残心を充分に示した素晴らしい技でした。
決勝トーナメントは12チームが進出し、大田区の1回戦は荒川区でした。
結果は大田1(2)ー荒川0(1)でした。先鋒が相手を恐れず果敢に攻め、コテを決めて勝ったことがチームを勝利に導きました。
決勝トーナメント2回戦は多摩市との対戦になりました。多摩市は本大会で常に上位入賞する強豪チームです。ここが決勝戦のつもりで!と大田区チームは気持ちを再度引き締めて挑みました。しかし先鋒は経験値の違いからか、序盤から相手のペースに乗せられてしまいメン2本を決められて負け、厳しい状況に陥りました。続く中堅は熟練の相手選手に怯まず、しかし焦らず、チームのためにつなぐ試合を徹底して引き分け、勝敗は大将に委ねられました。相手チームの大将は何度もこの大会に出場し活躍している実力十分の選手で、その相手に大田区は2本を返さないと敗戦が決まるという非常に厳しい状況でした。そんな中にあって、我らが大将は非常に落ち着いた試合を展開し、まずはコテを先取。続く2本目も、集中力を切らずに相手をよく見てメンを決めて見事勝利!勝負は代表戦に持ち越されました。
大田区の代表には迷わず大将の中村選手を選出しました。対する多摩市は中堅の鈴木選手。鈴木選手は小柄ながらも面技を得意とし、また構えも堂々とした崩れない剣道をする方です。代表戦は開始直後から両者の気迫と技が拮抗し、3分間の本戦では勝負が付かず延長に次ぐ延長となり、スタミナと集中力の戦いになっていきました。4回目の延長に入って間もなく、両者が相手の攻めをブロックしようと手元を大きく上げ、相手の足が止まりました。そこに中村選手は素早く手元を切り返して相手の右面に打ち込み、旗三本!大田区がベスト4進出を決めました。
準決勝は葛飾区との対戦でした。葛飾区も近年この大会で常に上位に入るチームです。大田区は胸を借りるつもりで思い切って戦うのみ、と試合に挑みました。
先鋒戦は試合巧者である相手の繰り出す技と試合展開のスピードに翻弄されて2本負けとなりました。続く中堅戦は、再び相手にポイントを許してはならない展開で、果敢に攻めましたが引き分けで試合を大将に繋ぎました。多摩戦と全く同じ条件での大将戦となりました。大将はこれまでの流れに乗って大いに健闘しましたが、相手選手の独特なテンポと足捌きに攻撃のリズムを掴めず、結果は引き分けで葛飾区の勝ちとなりました。
大田区チームはこの大会に向けて、自発的に選手同士で声を掛け合って毎週一緒に練習する機会を作り、チームワーク醸成に力を注いできました。その成果が見事に発揮された試合内容となりました。
選手に集合練習の機会を与えて下さった南蒲剣友会の先生方並びに会員の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
末筆になりますが、当日会場まで足を運んでくださった皆様、午前中の青年大会での激闘後も会場に残ってくれた若手選手の皆様、選手への熱い応援を本当にありがとうございました。
以上、報告とさせていただきます。




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