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「第18回東京都形剣道大会」のご報告と感想

更新日:2023年3月5日


矢口剣志会

川上由紀子


令和5年1月14日 

於:新宿スポーツセンター


【出場選手・成績】

 *四・五段の部

   打太刀 堀合晋平(修剣会)

   仕太刀 中林宏文(修剣会)


   1回戦 vs 練馬区: 敗退


 *六・七段の部〔敢闘賞〕

   打太刀 川上由紀子(矢口剣志会)

   仕太刀 笠原梓司(東競武道館)


   1回戦 シード

   2回戦 vs 自衛隊: 勝利

   準々決勝 vs 江戸川区: 敗退




この度、六・七段の部の大田区代表として打太刀に選出頂きました。今大会の結果のご報告と感想を書かせて頂きます。


*四・五段の部の初戦は、練馬区の女性同士のペアでした。

練馬区は今回大会の準優勝であり、残念ながら大田区は初戦敗退となりましたが、落ち着きのある打太刀の堀合先生、鋭さが際立つ仕太刀の中林先生の形は、迫力では決して負けておらず、試合の内容は僅差だったと感じます。

ただ、練馬区の選手は凛とした立ち姿が美しく、緩急の見せ方をよく工夫している様に見えました。

素晴らしい!と感じた点は、中林先生が打太刀、仕太刀各々の形試合の反省点、修正点を、試合後直ぐに 自己分析表に纏められていたことです。私も見習いたいと思いました。


*六・七段の部は昨年、準優勝だった為、1回戦はシードで、初戦(2回戦)は自衛隊でした。出だしの「正面の礼」で打太刀が妙な時間を空費してしまうも、それ以降はしっかりと集中し、太刀5本を終えました。旗は3本上がり勝利しました。


次は江戸川区との対戦。準々決勝です。

打太刀、仕太刀共に気持ちを合わせ、挑みました。小太刀もこれまでの稽古以上にバッチリと決まった様に感じ、勝ち!を確信するも、旗は1対2と割れ敗退しました。

悔しさが込み上げる中「自分達には、一体何が足りなかったのだろう?」と自問自答を繰り返しました。

昨年の成績に続きたい!!と、志を高く持ち、多くの先生方にご指導いただいたにも関わらず、入賞も逃し、力及ばず。情けなく、申し訳ない気持ちで一杯でした。その分 敢闘賞に選んで頂きました事を、とても嬉しく感じました。


試合後、撮影して頂いた映像を見返すと、修正点が多くありました。打太刀に関しては、構え、間合、体幹のブレが気になりました。「上半身等の体の無駄な力を抜き、かつ鋭く冴えと迫力のある打ちをする。」という事が、私にはとても難しく、今も稽古中です。発声についても、もう少しお互いのバランスを考え、合わせる必要がありました。

仕太刀に関しては、構え、打ち、切れ等、確実に優っていたと感じました。



今回の大会に向けて、特に豊村範士(連盟師範)、大岡先生(連盟副会長兼理事長)には毎週ご指導を頂きました。岡本先生(会長推薦常任理事)にも資料等配布頂き、朝稽古や寒稽古等でも何度も演武を披露させて頂きました。深く感謝申し上げます。五十嵐先生、近藤先生には、度々形稽古のお相手をお願いし、ご指導頂きました。

そして、お忙しい中 大会当日に応援に駆けつけて下さいました先生方、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

豊村範士からは「竹刀剣道に繋がる形稽古をしなさい。」と教えて頂いております。この貴重な経験を今後に繋げられる様に、これからも稽古を続けてまいります。

そして、大田区の剣道を愛する多くの皆様に、是非挑戦して頂きたい大会と感じました。

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