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【大会結果】第19回 東京都少年剣道大会 大田区Aチーム優勝

更新日:4月4日

概要

令和6年2月12日(月)に行われました、第19回東京都少年剣道大会におきまして、大田区Aチームが見事優勝を果たしました。 優秀選手賞として、大田区Aチームから堀内壮眞選手(中学生部門)・奥野美都選手(小学生5・6年生部門)の2名が受賞いたしました。

※平成30年以来6年ぶりの優勝、平成29年30年と2連覇しています。

尚、当大会は、東京都内各市区町村で争われ、「木刀による剣道基本技稽古法」と「一本勝負試合」の両方を実施する大会形式で行われました。


結果

優勝 大田区剣道連盟A

準優勝 足立区剣道連盟

第3位 西東京剣道連盟J(府中市)

第3位 西東京剣道連盟J(青梅市)


詳細

この大会の主旨は「少年に対する剣道指導の基本理念は、剣道を楽しく学ばせ、善悪の事理を諭し、伝承されてきた先人の教えをわかりやすく伝えていくことである。指導者は、思いやりの心を持ち、子供が成長しようとする芽を伸ばし、年齢・性別・個性に応じて心身を錬磨し、基本を重視した実技の指導に努めることが肝要である。このため東京都剣道連盟は、木刀による剣道基本技稽古法を中心とした小・中学生による少年剣道大会を開催し、将来における我が国剣道界の担い手を育成するものである」とあり、前半は監督が元立ちをつとめ木刀による基本技稽古法を判定、後半は試合時間1分半の一本勝負にて勝敗を決します。先鋒・次鋒は小学4年生以下、五将・中堅・三将が小学56年生、副将・大将が中学生での7人制の団体戦です。メンバーは

【Aチーム】

先鋒 市村 颯(東競武道館)

次鋒 林 晏次郎(内田剣友会)

五将 奥野 美都(東競武道館)

中堅 内藤 優芽(南蒲剣友会)

三将 天内 一乃(東競武道館)

副将 山口 真依(馬込剣友会)

大将 堀内 壮眞(南蒲剣友会)

監督 笠原 美空(東競武道館)

【Bチーム】

先鋒 石井 ゆりあ(小池自治会剣道部)

次鋒 内藤 優陽(南蒲剣友会)

五将 三輪 玲奈(東糀谷剣友会)

中堅 渡邊 蒼太(南蒲剣友会)

三将 山田 知花(東競武道館)

副将 日景 琳音(矢口剣志会)

大将 久保 武丸(矢口剣志会)

監督 五十嵐 清裕(小池自治会剣道部)



各チーム監督よりご報告

優勝の喜びと大会に向けた想いがあふれて長文となっております。お時間のある時に最後までお読みいただけますと幸いです。


先ずは優勝したAチーム監督 笠原美空さんの報告です。


Aチームは上記のメンバーで挑み、平成30年の大会以来6年ぶりに優勝をすることができました。試合の内容についてご報告いたします。


予選リーグは、大田区A・西東京Q(あきる野市)・板橋区による3チームで行われました。初戦は西東京Q(あきる野市)と対戦しました。木刀による剣道基本技稽古法は、第一試合ということもあり緊張から動きが固く、焦りがみられました。先鋒市村・次鋒林・五将奥野・大将堀内が惜しくも敗れたものの、中堅内藤・三将天内・副将山口は勝利し、3-4と西東京にリードされた状態で一本勝負が始まりました。一本勝負では、先鋒市村が果敢に攻めるもメンを取られ敗れましたが、次鋒林がメン、中堅内藤がコテ、三将天内がドウ、副将山口がメン、大将堀内がメンを決め5-1と逆転することができました。最終的に、8-5という結果で終えることができました。初戦を振り返ると、元立ちをしながら向かい合う選手たちの震えが伝わってくるほど緊張感がある試合でしたが、粘り強くチームで勝つことができました。


2試合目は板橋区と対戦し、木刀による剣道基本技稽古法は、先鋒市村・次鋒林・五将奥野・中堅内藤・副将山口・大将堀内が勝利し、6-1と差をつけて一本勝負に入ることができました。一本勝負では、先鋒市村・次鋒林・三将天内・大将堀内が敗れましたが、五将奥野のメン、中堅内藤のメン、副将山口のドウが決まり、最終的に9-5で勝利することができました。初戦よりも緊張がほぐれた様子で選手たちの個性も発揮され、予選リーグを突破し、決勝トーナメントに勝ち進むことができました。


3試合目は葛飾区と対戦し、木刀による剣道基本技稽古法は、選手7人全員が勝利することができました。試合を重ねるごとに打突が鋭くなり、充実した気勢で圧倒することができていたと思います。一本勝負は先鋒市村・次鋒林が敗れましたが、中堅内藤・副将山口がメンを決め2-2という結果で、最終的に9-2で勝ち進むことができました。


4試合目は江東区と対戦し、木刀による剣道基本技稽古法は、次鋒林・五将奥野・中堅内藤・三将天内・大将堀内が勝利し、5-2で一本勝負が始まりました。一本勝負では、先鋒市村・次鋒林がそれぞれドウを決められてしまいますが、中堅内藤が落ち着いた試合運びでメンを決め、勝利。その後、三将天内が惜しくもメンを取られ一本差という接戦で、試合が終盤を迎えました。副将山口・大将堀内は相手が果敢に攻めてくる中、一本リードした状態で戦い抜き、最終的に6-5で勝利することができました。基本技稽古法では勝利したものの、一本勝負では接戦となる展開となりましたが、選手たちは強い気持ちで攻め続けることができていました。


準決勝では西東京P(青梅市)と対戦し、木刀による剣道基本技稽古法は、先鋒市村・次鋒林が敗れたものの、五将奥野・中堅内藤・三将天内・副将山口・大将堀内が勝利し、5-2という結果でした。一本勝負では、先鋒市村・大将堀内がメンを取られ敗れましたが、次鋒林がメン、五将奥野がメン、中堅内藤がコテ、三将天内がドウ、副将山口がドウで勝利し、10-4で決勝戦に勝ち進むことができました。準決勝の試合前には、高いレベルの中で勝ち上がるには打突のキレや気合だけでなく、正しい間合いや剣先の高さといった細かい差が重要になってくることを選手と話し、一人一人が高い集中力で試合に臨むことができたと思います。


決勝戦は、昨年度優勝チームの足立区Aと対戦しました。試合前には、勝っても負けても最後の試合だから、練習の成果をすべて出し切ろうと全員で気合を入れ直しました。木刀による剣道基本技稽古法は、次鋒林が惜しくも敗れましたが、先鋒市村・五将奥野・中堅内藤・三将天内・副将山口・大将堀内が勝利し、6-1で一本勝負が始まりました。一本勝負では、先鋒市村・三将天内が敗れましたが、次鋒林・中堅内藤・副将山口・大将堀内がメンを決め見事勝利し、最終的に10-3で優勝することができました。決勝戦ならではの緊張感に包まれた試合場で、選手たちは堂々とした姿勢で稽古以上の実力を発揮し、素晴らしい形を見せてくれました。一本勝負では、1分半という試合時間を強い気持ちで攻め続け、チームに良い流れを作ろうと全力で戦っていました。

また、五将の奥野美都、大将の堀内壮眞は今大会の優秀選手に選ばれました。


全試合を振り返ると、優勝という試合の結果だけでなく、回を重ねるごとに自信をつけていく姿や、お互いにアドバイスし合う姿などが見られ、大会を通して選手一人一人に良い変化があったと感じます。先鋒次鋒の二人は初出場ながら大きな声でチームに勢いをつけてくれました。五将・中堅・三将の三人は昨年の悔しさを晴らすべく稽古を重ね実力を十二分に発揮してくれました。副将・大将の二人はプレッシャーのかかる展開も乗り越え、立派なリーダーシップでチームを勝利に導いてくれました。また、昨年に引き続き監督・元立ちを務め、貴重な経験をさせていただくことができましたことを大変光栄に思います。選手たちには、今大会で経験したことをこれからの稽古にもぜひ活かして欲しいです。

最後になりますが、大会に向けて木刀による剣道基本技稽古法のご指導してくださった大田区剣道連盟の先生方、稽古から大会当日まで細やかなサポートをしてくださった保護者の皆様に心から感謝申し上げます。


次にBチーム監督 五十嵐の報告です。


予選は西東京市・江戸川区との3チームリーグで初戦の西東京市に8-3で勝ちましたが江戸川区に3-9で負け、1勝1敗で決勝トーナメントへ進めませんでした。敗因は元立ちとして選手の良いところを引き出してあげられなかった私の責任です。


・予選1試合目

第1試合だったのでより緊張する中、木刀による基本技稽古法は判定の旗が割れつつも得点し4-3とひとりリードで一本勝負。一本勝負は負けなしの4-0。計8-3で初陣を飾りました。





・予選2試合目

選手の体もほぐれていたように感じましたが木刀による基本技稽古法では元立ちの差が出てしまい大将が意地をみせてくれたものの1-6と差がついてしまいました。気持ちを入れ換えて臨んだ一本勝負ではとられて、とって、とられて、とられてと2-3で惜敗。計3-9で負け。





前半の木刀による基本技稽古法での得点がとても重要だと感じました。着装・礼法・所作はもちろん、発声、打突の勢いを稽古していく考えです。

2試合の元立ちで14回×2の蹲踞と先鋒次鋒にはかがんで対峙したため足腰パンパンです。平成29・30年と大田区は連覇しているのですがその時の元立ちの先生は膝を傷めてしまっているので筋肉痛で済んでよかったです。Aチームの4月から教員になる監督は予選2試合、決勝トーナメント4試合決勝戦含め計6試合を若さでこなしていました。

勝ち進むごとに選手の動きは良くなり、元立ちからだけでなく中学生が小学生にアドバイスをして修正したりと抜群のチームワークを発揮したことで優勝できたと考えます。

大田区剣連の新事業「選手強化」「日本剣道形強化」「女性活動」とともに始まった「少年指導・育成」の担当になった1年目に最高の結果が出ちゃいました。

大会後には急遽、会長・副会長・理事長・副事務局長にもご参加いただき祝勝会をしていただき選手、ご父母と美味しいお酒をたらふく呑ませていただきました♪

後日、師範の豊村範士に優勝の報告した際には「試合の強いのを揃えたからって優勝できる大会ではない。」「チームがうまくまとまったので優勝したのでしょう。」「よくまとめましたね。」と、過分なお褒めのお言葉をいただきました。


今回の優勝には選手達はもちろん、朝や夕方からの稽古への引率と当日も朝早くから竹刀計量や場所とりをしてくださったご父母の方々、日頃よりご指導いただいている先生方のおかげと感謝申し上げます。


次の第20回大会での優勝(2連覇)に向けて、更なる精進を重ねてまいりますので引き続きよろしくお願いします。


以上


優勝した大田区剣道連盟Aチーム


優秀選手賞を受賞した奥野美都選手(右)





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